インフルエンザ予防には湿度と室温を高く保つことが効果的とされています。
その理由の一つを呼吸器官の仕組みからお伝えしたいと思います。
身体は冷たく乾いた空気を嫌います。
なぜなら身体の防御システムの働きを低下させるからです。
冷たい空気を吸い込むと体温が下がり、結果として免疫力も下がります。
そして乾燥した空気は気道に生えている線毛の働きを低下させます。
線毛はウィルスや細菌をくしゃみや咳などで身体の外に出す働きをしています。
これらの機能が低下する事でインフルエンザにかかりやすくなってしまうのです。
加湿器などで予防するのも良いですが、
もっと根本的な対処方法として
鼻呼吸をお勧めします!
鼻で呼吸をすると、冷たく乾いた空気も鼻の奥の鼻腔で温まり湿気を与えられます。そして鼻腔にある線毛で異物やウィルス、細菌を除去するので、口で呼吸するよりもずっとずっと菌が身体に入ってきにくいのです。
鼻呼吸で健康に寒い冬を乗り切りましょう!
大塚美澄